今日、新たな先生が回診にこられた。
外来初診時の先生がちょっと怖いY先生。昨日回診にこられたのがやさしいN先生。
で新たな登場人物。街中であったらヤ〇ザの親分と間違えそうなI先生(^^;
いったい誰が主治医なんだろう。
で、この親分先生もまた人にあまり質問をさせないオーラをまとっており、
「いつから便出てないの? ちょっとお腹見せて この傷なんの手術? お腹やわらかいやん」と立て続けに聞いてくる。
いやいやカルテ見たらわかると思うし、昨日から3リットルも腸液出てるからやわらかくもなるでしょうよ。
「ストーマね」いきなりの攻撃
「へっ? ストーマ?」
「この病棟の半分はストーマやし、その半分は小腸ストーマやで」
立て続けに看護師に向かって「※▲□%&の練習させといて」と言い残して去っていった。
ちゃんと聞き取れなかったがおそらくストーマのパウチを換える練習のことを言っているんだと思う。
何の説明も無しにストーマって攻撃に半分意識を失ってまた質問できなかった。
承諾もしてないんだけど、何か決まっていってるなぁ。まあ、時間あるし最終的には同意書で駄々こねてやろう。
するとしばらくしてやさしいN先生がこられ
「来週火曜日に食道瘻の手術します。CTの見るとどうやら小腸の末端の方がが詰まっているようなので、早くて再来週にストーマを付けます」
「ストーマじゃなくてバイパスとかできないのでしょうか?」
「今までの経験上ほぼうまくいきません。1回目の手術なら可能性もありますが、2回目3回目の手術の方、特に抗がん剤を使用している方は腸がうまく引っ付かず腹膜炎を起こして再手術になる可能性が高いです。ストーマにするとすぐにごはん食べられるようになりますよ」
「では将来的に腸閉塞が治ってストーマを外すことはできますか」
「ほとんどの場合治ったとういことはありません。生涯つけっぱなしになると思います」
「腹膜播種はどういう治療を行いますか」
「腹腔ポートより抗がん剤を入れます。腹腔ポートも一緒に造設します。詳しくまた説明しますね」と丁寧に対応頂いた。
仏頂面だけどバシバシ方針と日程を決めて行く先生とこの土地に負けない威圧感の先生、それらをすべてフォローする先生がいいトリオになっているんだろうなぁって思う。
CVポートに食道瘻、ストーマ、腹腔ポートとオプションがついてきて、だんだんサイボーグ化が進んでいるなぁ